終了:学校教育におけるICT活用の基礎講座 | 京都大学講座のオンライン配信

終了:学校教育におけるICT活用の基礎講座

学校教育におけるICT活用の基礎講座チラシE.FORUM 全国スクールリーダー育成研修
※本オンライン講座は2024331日(日)をもって終了いたしました。
なお、ご購入者はご購入後「180日間」の視聴が可能です。
現在、学校現場では、コロナ禍におけるGIGAスクール構想の前倒し実施に伴い、急速にICT活用が推進されています。一方で、「教師として、どのように取り組めばよいのか、悩んでいる」といった戸惑いの声や、「本当に子どもたちにとって、善いものとなるのか」といった懸念の声も聞かれます。そこで、京都大学大学院教育学研究科E.FORUMでは、学校教育においてICTを活用するうえでの基本的な考え方や研究的な知見をご提供したいと考え、この講座を開設しました。単なるハウツーにとどまらず、長期的な視野に立って、より公正で魅力的かつ効果的な教育の在り方をも考えたいと思います。オンデマンド型での配信となっていますので、是非、ご都合の良い時にご視聴いただければ幸いです。
*画像をクリックするとチラシ(PDF)が開きます。
 
プログラム

◇第1回
講師:西岡 加名恵(京都大学大学院教育学研究科 教授)
「学校教育におけるICT活用の可能性と課題」

学校教育においてICTを活用することには、教材や子どもたちの表現の幅が広がる、資料の配付・共有・回収が容易になる、時間や空間を超えてつながる機会が作れる、といった様々なメリットがあります。一方で、ICT活用がもたらしうる危険性への危惧の声も聞かれます。第1回の講義では、様々な実践例を踏まえつつ、ICT活用がもたらす可能性を概観するとともに、今後、検討していくべき課題について考えます。

◇第2回
講師:石井 英真(京都大学大学院教育学研究科 准教授)
「ICTを活用した授業づくり」

GIGAスクール構想の下で、1人1台端末の活用が進められ、それに対応する形で「個別最適な学び」の重要性も説かれています。そうした変革期において、新学習指導要領を含め、教育改革の方向性を押さえて、ICT活用を学びの充実につなげていくことが重要です。第2回の講義では、教育改革の根っこを確認しながら、ICT活用の先にいかなる学びのあり方をイメージし、学びの質を一人一人に応じた形で保障する授業づくりをどのように進めていけばよいのかについて考えます。

◇第3回
講師:西 見奈子(京都大学大学院教育学研究科 准教授)
「教育のICT活用に関する臨床心理学的知見」

教育におけるICT活用の推進が叫ばれる一方で、インターネットを使用し過ぎてしまうという、いわゆるネット依存の問題が指摘されています。臨床事例をもとに具体的にネット依存の問題を考えながら、社会の著しい変化の中での適応や教育とは何かという根本的な問題についても臨床心理学の視点から考えてみたいと思います。   

◇第4回
講師:開沼 太郎(京都大学大学院教育学研究科 准教授)
「『教育の情報化』政策と学校におけるICT活用の課題」

「教育の情報化」政策は地方財政措置に基づく環境整備や省庁横断的な取組を軸に進められてきました。教育用コンピュータ整備計画から教育のICT化に向けた環境整備計画、さらに「GIGAスクール構想」の推進やコロナ禍に伴う加速化パッケージと、近年は積極的な財政出動が図られ、1人1台端末環境の普及へとつながりました。政策推進にあたり、学校現場における指導用端末や教員の活用体制の準備といった課題について検討を行いました。

◇第5回
講師:南部 広孝(京都大学大学院教育学研究科 教授)
   張 潔麗 (京都大学大学院教育学研究科 博士後期課程)
「中国の学校教育におけるICTの活用」

世界各国で学校教育におけるICTの導入や利用が進んでいますが、その程度は一様ではありません。日本に比べて積極的に取り組んでいる国や地域も多い中で、この講義では海外の事例として中国を取り上げて、関連政策の展開や具体的な活用の例を検討します。中国では、1990年代から教育の情報化に向けて政策が継続的に打ち出されています。それらの検討を通じて、学校教育におけるICT利用の可能性と懸念について考えたいと思います。

◇第6回
講師:久富 望(京都大学大学院教育学研究科 助教)
「教育におけるデータ利活用:学校現場のための基礎から教育とDXの関係の近未来まで」

「デジタル化のレベル」「利活用の範囲」の2つの軸を設定し、教育におけるデータの利活用について、一般的に想定される内容よりも幅広く、遠隔授業や情報活用能力に関する知見なども紹介しながら俯瞰します。そして、DXに関する経済産業省の報告やエビデンスに基づく医療に関する知見などを踏まえ、近未来の教育現場は、教育委員会は、何を目指し、何に気をつけていくべきか、現行の学習指導要領も踏まえながら考察していきます。

購入後180日間視聴可能 

京都大学大学院教育学研究科E.FORUMでは、京都大学がもつ研究的な知見を発信するとともに、学校の先生方や教育委員会関係者の皆さまの間で実践を交流していただく機会をご提供することをめざしています。学校・教育委員会の関係者の方でご入会を希望される場合は、会則をご確認のうえ、下記サイトよりお申込みください。会費は無料です。
●E.FORUM会則→https://e-forum.educ.kyoto-u.ac.jp/entry/constitution/
●E.FORUM入会申込サイト→https://forms.gle/LeXRiWHzvVo7Kb6q6

※本講座は、京都大学GAPファンド臨時プログラム「ポスト・コロナの初等中等教育におけるICT活用に関する研修プログラム開発と具体的提言」の成果を元に実施されるものです。

受講料

6,000円(税込):全6講義
1,200円(税込): 1講義

お申込み方法
  1. 「このカテゴリの動画一覧」より、ご希望の回の動画をお選びください。全6講義の場合は、セットをお選びください。
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視聴について
  • パソコンなどの端末、ネット環境が必要です。
  • 本申込みと同時にソーシャルキャストの全ての記載内容について同意したものとみなされます。https://kyodai-original.socialcast.jp/pub/agreement
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